嵐 宮城仙台コンサート 会場のひとめぼれスタジアム情報

今までほとんど場所を変えずに行われてきた嵐のコンサート。今年の9月、宮城県のひとめぼれスタジアムで行われる事が発表されました。今まで頻繁にライブが行われてきた場所ならばっちりだと思いますが、はじめての開催でいろいろとわからない事も多いと思います。車で10分の所に住んでおり、一日おきにダンプカーで近くの現場を走り回っている著者が、ひとめぼれスタジアム攻略法を伝授いたします。

ひとめぼれスタジアム - グランディ・21 宮城県総合運動公園　と各種資料には掲載されています。2014年に農協宮城が命名権を取得し、愛称が「ひとめぼれスタジアム宮城」になりました。宮城県の人には「グランディ」という呼び名で通っています。暖かくなってくると、広大な駐車場でフリーマーケットが行われます。私も何度か利用したことがあります。

ひとめぼれスタジアムは山の中にあります。開発された新興住宅地から少し入る感じですが、これは山です。コンサートが行われる前提で設計された施設ではありません。都会にある競技場のように、何万人もの人々が電車に乗ってスムーズに入場、退場、できる環境が整っていません。すべてはバスか自家用車の使用が前提です。路線バスも通ってはいますが、本数は限られています。タクシーは小さな会社が少しある程度ですので、これまた台数が限られています。とにかく、都会とは違ってアクセスが各段に悪いのです。入る際はまだ何とかなると思います。路線バスなどもある程度は機能すると思います。ですが、満員の観客が家路に着く際が問題です。自家用車とシャトルバスが一斉に走り出しますので、周囲の道路は大渋滞となります。この渋滞は自慢じゃありませんが、あなたが生きてきて経験した渋滞のワースト3に入ると思います。通常なら仙台駅まで40分程ですが、退出の時間によっては、待ち時間から到着までのトータルで数時間を覚悟した方がいいかもしれません。

シャトルバスの運行はどのようになるのかわかりませんが、おそらく仙台方面へ帰るバスの他に、地下鉄泉中央駅までのバスも設定されるかもしれません。仙台駅行きのバスに乗るのにとんでもなく時間がかかっていて、それとは対照的に地下鉄泉中央駅行きのバスが空いているのであれば、泉中央駅行のバスに乗っても仙台駅に行くことができます。到着する泉中央駅というのは、仙台駅から出ている仙台市営地下鉄の北行き最終駅です。泉中央駅から地下鉄に乗れば、仙台駅には15分、料金は300円で行くことができます。泉中央方面は、仙台駅方面に比べると渋滞する要素が少なく、多少の渋滞はあるとは思いますが、仙台駅向けバスよりも進むと思います。

スタジアムから帰る際にはとんでもない渋滞が予想されると書きました。これをできるだけスムーズにやり過ごすコツは、できるだけ仙台行きのバスに乗らないようにすることです。先ほどお話した、泉中央経由で帰るのも一つの方法ですが、もう一つ確実な方法があります。それは、徒歩です。ですが、ここでも意識を変える必要があります。都会の電車と違い、田舎の電車は本数が少ないのです。最寄りは東北本線の利府駅(りふ)、あるいは岩切駅(いわきり)です。どちらにせよ、かなり距離があり、一時間か場所を探しながらであればそれ以上歩く事を覚悟できるのならトライしてみて下さい。ソフトでは4キロ50分などと出ますが、利府駅は山を一つ越えなければなりませんし、岩切駅はもうちょと距離があります。間違えても、嵐のコンサート後であれば、タクシーは使わないほうがいいです。（いないと思いますが…）使うなら誰よりも早く出口に到着した終了直後限定にした方がいいでしょう。渋滞して大変な事になります。
　いろいろと書きましたが、状況によって渋滞状況は変わると思います。高速を使うなど、バスのルートが改善され、万事が上手く行けば、それほど渋滞する事もなくスムーズに仙台駅まで到着するかもしれません。ですが、今まで数々のアーティストがここでコンサートをし、そのたびに大渋滞が発生しています。渋滞を避けるために近隣のイオンやホームセンターに駐車する人もいて問題にもなっています。とにかく、はじめにも書きました通り、5万人規模の人々がスムーズに仙台まで帰れるように設計されていません。仙台駅への到着には、ある程度の時間がかかることをご承知おき下さい。
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