ナポリタンのレシピ

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美味しいナポリタンの作り方 昭和の洋食

昭和の洋食としてその地位を不動のものとしているナポリタン。ほのかながらにガツンと来るその味、オーダーしてから食べる前までのわくわくする期待感、食べ終わった後の満足感と口の周りを拭く小型ナプキンの感触が忘れられない人も多いのでは?思い立って自宅近くのスーパーで材料を買い込み、いざつくってみたものの、おいしいナポリタンにはなかなかならないのです。でも、当時の喫茶店の人達は特別な材料を用意することなく、あの味を出していました。裏を返すなら、ちょっとだけ工夫をすることで、おいしいナポリタンを作ることができるのです。大切なのは味への探求心とゆるぎない決意、挑戦する意欲です。美味しいナポリタンの作り方をご紹介します。

ナポリタンのレシピ 麺の茹で方を変える

同じことをしていても同じ味にしかなりません。喫茶店と私たち家庭とでどうして味に違いが出てしまうのでしょうか?様々な要因がありますが、ナポリタンの場合はまず、麺の茹で方から考えてみましょう。お店で作るナポリタンの場合は、もう既に茹でてあるものをポーションしてある場合が多いようです。対して私たち家庭の料理人はどうでしょう。手を抜くならいくらでも抜けますが、ここは美味しく作るために最大限考えてみましょう。スパゲッティーを美味しく茹でるにはアルデンテといわれる、少し芯を残した茹で方が推奨されていますが、昭和のナポリタンを美味しく作りたい場合、アルデンテは不要です。麺は指定時間よりも長く茹でます。例えば指定時間が7分ならそれに5分プラスして15分程度茹でます。そして水を切り、少量のサラダ油をまぶしておきます。水をしっかりと切ること、少量のサラダ油をまぶして麺がくっつかないようにすること、その後数分ねかせておくことが美味しく作るコツです。こうして用意された麺を使うことで、ナポリタン独特のそば以上うどん弱の噛みごたえが実現するのです。

美味しいナポリタン 材料を炒める

材料を炒めます。材料はお好きなものでいいと思いますが、基本は玉ねぎ、マッシュルーム、彩りを考えてのピーマン、ソーセージなどを使います。これらを適当な大きさに切り、サラダ油を挽いたフライパンで炒めます。炒める際のコツですが、野菜炒めのようにフランパンを強く振る必要はありません。じっくりと時間をかけて火を通すイメージで”焼いて”下さい。ナポリタンの玉ねぎが焦げていたのを思い出す方も多いと思います。玉ねぎの焦げやマッシュルーム自体からは美味しい味が染み出します。フライパンを振り回すのではなく、じっくりと火を通すイメージで料理してみて下さい。炒め終わったら皿にあけます。

美味しいナポリタンの作り方 ソースの材料

ナポリタンのあの味はどのようにして再現できるのでしょうか?まず、ソースを作ります。材料はケチャップ大さじ3、とんかつソース小さじ2、サラダ油大さじ1、で作ります。これらの材料を中火のフライパンで数分炒めるのですが、喫茶店のナポリタンを食べた後に、お皿にオレンジの油のようなものが残っているのをおぼえている方も多いと思います。このオレンジ色の油こそがナポリタンの味の秘密なのですが、これらの調味料を根気よく数分火にかけていると、これと同じものが出来てきます。そうしたら炒めた材料と麺を入れてさらに炒めます。

美味しいナポリタンの作り方 炒めは二段階で

材料を炒めるのは二段階で行います。まずは、作ったナポリタンのソースを麺に絡める第一次炒め。強めの中火でこれでもかという位まで絡めて下さい。ナポリタンのソースが麺に染み込むのは5分位かかると思います。ナポリタンのソースが麺に染み込んだところで、火を最大限まで強くし、最後の水分を飛ばします。焦がさないように注意して、水分飛ばしをして下さい。ここでの強火での仕上げが、ナポリタンを美味しく作るコツの一つです。隠し味として、トマトピューレを入れたり、昭和にトマトピューレはなかったとこだわる方には、少量の野菜ジュースを最後の炒めの段階で加えるのがおススメです。使うケチャップやソースによって味は微妙に違ってきますので、お好みに合わせて味を調整して下さい。

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