カタナ女子 【元刀剣商】が語る日本刀売買の実態 いくらなの?

カタナ女子 グッドモーニングでカタナ女子が話題に

先日池袋で水袋が投げつけられた事件がありましたが、この列は『刀剣乱舞-ONLINE-』ハート缶バッジコレクション四の発売に伴い発生した列でした。レキジョなど日本の文化が若い女性にブームとなって久しいですが、今回はカタナ女子です。かっこいいですね。テレビではカタナに興味津々の女性が話題に。でも、そもそも刀って、所有してはいけないものなんじゃないの?と思っている人も多いのでは?その辺の情報をさらりとご紹介しちゃいます。ちなみに私は、少し前まで刀剣類を扱う仕事をしていました。日本や海外へ通算100振り上の刀剣を販売した経験があります。カタナは「振り」と数えるんですよ。

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グッドモーニングで紹介された カタナ女子 日本刀、脇差、短刀、などいろいろ

厳密には日本刀というのは、刃渡りが70センチ以上のものをいう場合が多いです。カタナにはそれぞれ登録証というものが付いており、この登録証がなければ所持してはいけない決まりになっています。その登録証には、長さ、反り、その刀剣に刻まれている銘が記載されています。この登録証が付いている刀あれば、誰でも所持する事ができますよ!(通常市場に流通している刀には、必ず付いていますので、ご安心を!)昔の武士は脇に二本の刀を差していたのをご存知だと思います。一本は刀で、もう一本はもう少し短い脇差です。今回テレビに映っていたのは、脇差かもしれないですね。もっと短いものでは短刀というものもあります。この区分は登録証に書いてあります。

カタナ女子 どこで売ってるの?いくらなの?

以前はオークションでは刀剣類の販売は禁止されていました。でも、少し前から解禁になり、現在は販売が盛んにおこなわれています。誰でも買うことができますよ。やはり刃渡りが長い刀は高い傾向にあります。よく、漫画などで、手入れをする際に、ぽんぽんぽん、とやっているのを見たことがあるかと思いますが、あれは特殊なパウダーで手入れをしている所なんですね。私もこの道具一式、持っています。あの絵を思い出して下さい。日本刀の刃のところに、ぎざぎざの模様がありますよね。あれは日本刀の特徴の一つで刀紋(はもん)といいます。この模様にも実に様々な種類があり、研究すると奥が深いのです。この模様の出方も価値の一つになります。更に重要なのは銘(めい)です。カタナの取っ手の部分を柄(つか)と言いますが、これを取り外すと銘が刻まれているものがあります。銘はあるものは在銘、ないものは無銘と呼ばれています。気になる値段ですが、脇指で安いものであれば、5万円以下で落札される場合もあります。刀剣は単価が高いので、売り手の希望価格まで届かない場合は、直前にキャンセルになる場合も多いです。(ヤフオクの場合)刀の価格はきりがありません。私はが取引をしていた頃は、刀は二桁万円からのスタートでした。一般の方への価格は当然高くなってしまいます。

カタナ女子 海外でも人気♪

日本刀はJapanese Sword といい、海外でも高く評価されています。私も沢山海外へ刀剣を輸出していたことがあります。ですが刀剣類は武器に分類される事もあって状況は厳しくなりつつあり、美術品としての刀剣ではあるのですが、国によっては輸入が禁止されている場合もあります。輸送についても送れない国があるなど、様々な問題をクリアする必要があるので、コレクターにとっては少し大変かもしれません。ちなみに、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、などは輸出が可能です。中国、ロシア、その他のヨーロッパ各国へは、かなり煩雑な手続きを経ても難しい傾向がありました。イタリア、スペイン、スイス、ベルギー、オランダなどからも沢山問い合わせがあったのですが、現状の規制では私は送ることができませんでした。今も同じだと思います。ということで、カタナ女子、目のつけどころがいいですね。これから大ブレイクするかもしれませんので、今のうちに一振り仕入れておいてはいかがでしょうか?皆さんの為に刀剣類入門のコンテンツを作る予定でいます。もしよければブックマークしておいて下さいね。刀剣商のHPは沢山ありますが、格調高すぎて…という人も多いかもしれません。こんな感じで書いて行きたいと思いますのでお楽しみに。
 

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