燭台切光忠 伊達政宗 かっこいい カタナ

燭台切光忠 大前提

ここまで燭台切光忠が有名になっているのは、刀剣乱舞というオンラインゲームがあるからです。「刀剣乱舞-ONLINE」 というゲームで通常「とうらぶ」と言われています。女性や若者を中心に人気があります。日本の伝統文化の中に刀、刀剣の世界がありますが、有名な刀は柄を外すと銘が刻んであります。刀剣乱舞の中ではこの銘が擬人化されています。擬人化された「刀剣男士」をゲームの中では集めたり、強くしたり、コレクションしたりしながら、合戦場の敵と戦っていくゲームです。今回話題になっているこの名前、燭台切光忠も、現実の世界では刀剣の銘の一つであり、刀剣乱舞、とうらぶのゲーム内では一人のキャラクターとして存在しています。伊達政宗が家臣を斬った際に、そばにあった燭台まで切れてしまったことから、この名前が付いたと言われています。刀剣の銘を口にするのは一昔前まで刀剣商や刀剣マニア、収集家でした。伊達正宗に限って言えば大河ドラマになったこともきっかけの一つです。この「とうらぶ」というゲームが、歴女と言われる歴史マニアの女性を増やすのに一役買っているのです。日本の歴史を学び、見直す上でも、素晴らしい事だと思います。

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燭台切光忠 長い間行方不明だった

燭台切光忠は、関東大震災で行方不明になったと伝えられてきました。それが、実際には徳川ミュージアムに存在していたのです。その状態は真っ黒焦げでした。この理由がまたすごいのです。保存されていた母屋は震災で焼けてしまいました。燭台切光忠が保存されていた蔵は無事でしたが、バックドラフトという現象が起き、一瞬にして銘刀は真っ黒になってしまったのです。バックドラフトとは、火事現場で起こる爆発の事ですが、とりあえず動画をご覧ください。

 

 

 これがバックドラフトです。母屋が火事で焼けた場合、隣接する蔵は母屋の燃焼する火によって中の温度が上昇します。温度が上がっても酸素が供給されないので、高温のまま蔵全体が蒸し焼きのように不完全燃焼を起こします。火災の直後はこのように温度が上がり、不完全燃焼による一酸化炭素が充満した状態となります。この時に蔵の扉を開けてしまうと、酸素が供給され、燃焼する条件が一気に整ってしまいます。先ほどのビデオのように、蔵の中の品物が一気に燃えてしまいます。これをバックドラフトと言います。燭台切光忠は、このバックドラフト現象が起きた蔵(武器庫)の中で発見されたと伝えられています。爆発はしたものの、蔵全体は無事だったので、収納位置からこれが燭台切光忠だと特定できたのだそうです。

燭台切光忠 ハバキが金色に…

燭台切光忠はこのような状態で発見されたことから、刀本来の光り輝く姿ではなく、真っ黒焦げです。鍔を止めるための金具、?(はばき)が溶けてしまい、ハバキの部分が金色になっています。一見するとただの鉄くずに見えてしまいますが、実はこの燭台切光忠は伊達政宗の手を経由し、その後も大切に保管されてきた歴史があります。現物は徳川ミュージアムにあり、期間限定で展示されることがあります。今回も一日限定で展示がありましたが、大人気だったようです。このようなバックドラフトという特殊な経緯、歴史を経ているという点や、ゲームから燭台切光忠を知るようになった熱狂的ファンの後押しもあり、現在話題となっています。手入れをきちんとして、刃紋を見たいという声も一部ではありますが、それには多額の費用がかかるようです。

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