嵐 宮城 コンサート 日帰り 仙台

宮城県在住 交通事情に詳しい著者がお答えします

宮城県仙台市の隣にある利府町、という所にある、ひとめぼれスタジアム宮城で嵐のコンサートが行われます。宮城は遠いと思われている方が多いと思います。実際問題、かなりアクセスの悪い所にスタジアムは存在しています。どうしてそんな不便な所にスタジアムがあるのか、また、周囲の交通事情を含め、日帰り強行が可能かどうかを考察してみます。

 

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 私は仙台駅とスタジアムの真ん中あたりの位置に住んでいるものです。こちらで10年以上運転の仕事をしてきましたので、交通事情には精通していると思います。現在宮城県では沿岸地域や様々な地域で復興事業が進んでいます。私は週に何日か手伝いでダンプカーを運転しています。お越しいただければわかると思いますが、宮城県にはダンプカーがびっくりするほど走っています。津波でやられてしまった地域に、現在防潮堤を造ったり土を入れたりしています。土は山から運んできますが、スタジアムのある地域は周囲がまさしく山であり、スタジアム周辺にある採石場から山砂を沿岸部に運ぶこともよくあります。どうしてこんな事をお話するのかというと、「嵐の宮城のコンサート、日帰りは可能か?」 この答えを解説するのに、交通事情の把握がとても重要になるからです。様々なサイトが様々な情報を発信していると思います。でも、宮城県の仙台駅とスタジアムの間に住んでいる、しょっちゅう仕事でスタジアム周辺を通っていて交通事情がよくわかっている、そんな者が発信する情報はそれほどないと思います。大体は、カプセルホテルに泊まりましょう、カラオケボックスに泊まりましょう、レンタカーを使いましょう、車中泊を考えてみましょう、ウィークリーマンションを借りてみましょう、そんな感じの答えだと思います。それならどこに住んでいても書けます。私は「宮城の嵐のコンサート、日帰りが可能か?」この一点に特化して、住んでいなければ、住んでいても実際毎日道路に出て仕事をしていなければ決してわからない、様々な地元の情報をもとに答えを解説したいと思います。ちなみにですが、どうしてこんな不便な山の中にスタジアムがあるのかと言うと、以前政治的問題があったようで、仙台市への建設が見送られたらしいのです。繰り返しますが、ひとめぼれスタジアム宮城は「日本一アクセスの悪い競技場」だという事を肝に銘じておいて下さい。私は30歳まで東京で暮らしていて、山手線で通勤していたこともあります。都会の感覚だと、例えば東京ドームでコンサートが終われば、電車に乗ってすぐに帰れるというイメージがあると思いますが、それとこれとは別物だという事をまず認識して下さい。電車はコンサート終了後は2本しかありません。駅までは歩いて一時間弱あります。山を一つ越えなければなりません。タクシーは町内におそらく数十台だと思います。仙台市にはかなりありますが、それらのタクシーがやってくれば、更に渋滞を引き起こします。ですが、その事も日帰りを考えるにあたってとても重要になります。もちろんシャトルバスは運行されます。ですが、今まで数々のコンサートや日韓共同開催のワールドカップにおいては対トルコ戦も行われましたが、その都度同様の問題が生じて大変な事になっているのです。その問題とは交通渋滞です。

裏道はない

繰り返しますが、会場は山の中にあります。都会の方、普段土を見ない生活をなさっている方々には想像ができないと思いますが、会場は山の中にあり、抜け道などはありません。もちろんシャトルバスは運行されます。稼ぎ時だと仙台から沢山のタクシーが来ることも予想されます。(仙台のタクシー会社はスタジアムのある地区では営業ができないという決まりがあるかもしれません、調べきれておらずにすみません) こちらの人は移動が全て自家用車です。通勤も車、コンビニも車、医者も、銀行も、郵便局も、スーパーでの買い物も、何から何まで車に乗って行う習慣のある人々が自家用車でやってくる可能性もあります。宮城、福島、山形、秋田、岩手、位までの東北地方の方でしたら、おそらく自家用車でいらっしゃると思います。そして、どこかで情報を得てレンタカーがお得だと判断した方達のレンタカーもそれに加わるでしょう。そして仮に会場には25,000人がいらっしゃったとします。5,000人は自家用車で帰ったとします。1,000人はタクシーで帰ったとしましょう。そして1,000人は1時間歩いて一山超える覚悟でJR東北本線の利府駅まで(東北本線です、仙台駅ではありません)徒歩で向かったとします。残った17,000人がシャトルバスでの移動になります。補助シートを使って60人乗りのバスで単純計算すると284台必要になります。バスの長さは車間距離まで入れれば約14m、×284台 で、単純に並べただけでも約4キロの長さになります。一度で運びきるように配車するのであれば、これだけのバスが一度に必要になるということです。これだけの数のバスを一度に手配できるのか、待機場の問題や運用面を考えると、おそらく一度では無理だと私は思うのです。仮に二回で運ぶ計算にして、約一割を泉中央方面にするにせよ、120台以上のバスが一気に稼働するようになります。これだけのバスや車が一気に動き出すとどのようになるのか、想像してみて下さい。

渋滞が発生します

かつてのイベントでもそうでしたが、ひとめぼれスタジアムでのイベント終了後には必ず渋滞が発生します。それも、かなり厳しい渋滞です。ですが、バスがどのようなルートで仙台駅に向かうのか、まだハッキリとわかっていません。近くには高速道路のインターがあるのですが、高速道路を利用するとなれば少し状況は改善すると思います。しかし、百台以上のバスが移動するとなれば、少なくとも降車時は渋滞が発生します。それに加えて降車場所はそれほど多くはないと思います。仮に良く見積もって3台同時降車のスペースがあり、3分で降車完了するとして、何の問題がなくても百台目のバスは約1時間40分程度の待ち時間が降車場である仙台駅で発生します。プラス、道路での渋滞時間です。仮に高速道路を使ったとしても、仙台駅周辺での渋滞は避けられないと思います。第一便がそのようになりますから、第二便は更に遅くなります。

帰る方向は2つある

シャトルバスは二方向が運転される予定です。仙台駅への直行便と、仙台市営地下鉄泉中央駅への便です。泉中央方面は出発時に渋滞が少ないとされています。私は当初こちらを使って泉中央駅に到着し、それから仙台市営地下鉄で仙台駅に向かう方が有利かと思っていましたが、もし仙台行のシャトルバスが高速道路を利用するようであれば、総合的に見てそれほど変わらないかもしれません。仙台行のバスが下道を走るのであれば、泉中央行きに乗った方が少し早いかな、と思っています。新幹線で帰るには仙台駅に行く必要がありますので、もし泉中央駅を利用するのであれば、泉中央から仙台市営地下鉄に乗り換えて、仙台駅に向かう必要があります。

とにかく渋滞する

とにかく、考えられないような渋滞が発生する事が予想されます。裏道はありません。仮に高速を使うにせよ、台数があまりにも多いので仙台駅周辺での降車待ち渋滞は避けられません。下道なら走り出してすぐに渋滞です。そして肝心な答えですが、東北新幹線の最終は、東京方面が 21:47 のやまびこです。この便に間に合うように仙台駅に着くのは、かなり難しいと思います。日帰り計画は避けていらして下さい。ホテルに関しての対策は、以下の記事をご覧ください。
 
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