昨日の地震で電車が運休 被災者より災害への心構えについて

昨日の地震、怖かったですね

昨日大きな地震がありました。震源は小笠原諸島西方沖でしたが、特徴的なのはその大きさと震源の深さです。大きさを示すマグニチュードは8.5 震源の深さは590キロでした。

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 地震の特徴としては、ゆらゆらと気持ち悪い揺れが続く感じがしたのではないでしょうか。そして、その揺れは広い日本列島のほぼ全ての地域で観測されています。とても珍しい形の地震です。マグニチュード8.5というのは、とても大きな数値です。東日本大震災が9でしたから、パワー自体を見れば東日本大震災クラスの地震でした。

 

 物が棚から落ちるとか、建造物が壊れるなどの被害はそれほどでもありませんでしたが、高層ビルにおいては長周期地震動が起き、エレベーターが停止、乗客がエレベーター内に長時間閉じ込められてしまう被害がありました。鉄道も安全確認のために長時間停止し、その影響は翌日の運行にまで及んでいます。

 

 このような被害はあったものの、大災害と呼ばれるほどの被害はありませんでした。それは、震源が深かったからです。震源の深さが590km,東京大阪が550kmですから、それ以上深い所で地震が起きたという事ですね。ですが、ここで再確認しておく必要があります。もし、この地震が日本の近海もしくは日本直下で、しかも震源が浅いところで起きた場合はどうなっていたでしょうか?かつての大災害と呼ばれる地震と同じくらいのパワーはあったのです。幸いにも「地震が起きる場所」に助けられたといえます。

覚えておくべきこと

翌、日曜日の電車の運行に影響が出たことで、大変な思いをされている方もいらっしゃると思います。また、昨日東京スカイツリーや高層ビルのエレベーターに長時間閉じ込められてしまい、怖い思いをした方もいらっしゃるでしょう。私たちが考えなければならないのは、このような状況は今後いつでも起こり得るということを自覚し、起こってしまった事に対して冷静に判断し、適切に行動する事です。屋久島町の口乃永良部島では噴火がありましたが、口乃永良部島ではあらかじめ訓練をしていたので冷静に行動ができました。ですが、地震は現在の技術をもってしても全く予知する事ができません。宮城県北部で地震があった際には「いつもとは違う感じの雲」が上がっていた、という人もいましたが、このような状況があるにせよ、それを速報としてメディアで報道する事は現時点ではできません。東日本大震災の際は、「最近地震が多いね」と会話していたのを思い出しますが、あれほどの地震がやってくるとは思ってもみませんでした。特に地震はいつやってくるのかわかりません。そして、今回以上のもっと悪い状況が起こりうる可能性がかなり高いのです。今、来るかもしれません。今、電車が遅れている状況があるかもしれませんが、大災害発生時にはこの限りではありません。今回の地震で、今後日本に起こりうる災害に対して少し考えて、自分なりにできる事をイメージトレーニングしてみるだけでも、今後の役に立つと思います。

 

 少し生意気な意見かもしれないですが、東日本大震災を実際に経験した者として、アドバイスさせていただきました。お許し下さい。
 

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