2015年 台風9号 進路 影響 エルニーニョ 平成27年

台風9号が発生しました

6月30日の午後9時頃、日本のはるか南、マーシャル諸島近辺にあった熱帯低気圧が台風9号「チャンホン」になりました。今年はかなりのペースで台風が発生していて、6月にすでに9号となっています。これほどまでに台風が多いのは44年ぶりになります。

 

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少し前の台風

今年はエルニーニョが発生しており、赤道付近の海水温がとても高くなっています。発生した台風9号「チャンホン」は西北西に進んでいますが、これからこの台風9号が進んで行くであろう海域も、比較的海水温が高くなっています。高い海水温は台風を発達させる可能性があります。今回の台風の一つ前、台風8号「クジラ」が発生したのは先月6月の21日でしたが、この台風「クジラ」は南シナ海で発生し、中国華南付近を通過するものでした。もう一つ前の台風7号「ドルフィン」は5月9日に発生しています。クジラは日本からかなり離れており直接の影響はありませんでした。ドルフィンが発生したのもかなり前です。ということですから、これから台風9号「チャンホン」が通過するであろう海域は台風によって荒されているということはありません。今年はエルニーニョが発生していますので、チャンホンの進路には台風を大きく発達させる要素が多くあります。

コンピューター予想

気象コンピューターの発達により、台風が発生する前から台風の予想ができるようになっています。発生した台風はどのようなコースを通るのかも、ある程度までは予想できます。今回の9号チャンホンに関しては、6日からはじまる週に、日本に影響が出るであろうことが予想されています。コースは沖縄近辺から大陸に抜けるコース、そして本州近辺を北上してくるコース、この2つが大きなものです。現時点では細かなコースまでは予想できませんが、いずれにせよ、日本に影響を与える台風であることは確かです。そして更に、台風が今後大きく発達する要素、具体的にはエルニーニョによる高い海水温、台風が来ることなく穏やかな海、発生の場所から時間をかけて発達する可能性等が今回は特に多く揃ってしまっています。

今後の展望

海水温の高い赤道付近には、沢山の雲が発生しており、これらの雲が更に発達すれば次の台風になる可能性もあります。熱帯付近の雲の様子を見るなら、今年は台風が多く発生する事も否定できません。台風は日本の天気を大きく変える力を持っています。台風の発生状況次第で、今年の日本の夏の状況は変わってくるでしょう。夏の行楽を大きく左右する梅雨明けですが、これも台風の状況によってどうなるかわかりません。なかなか発表されない、遅いなど、少なからず影響があると思います。今後の台風の状況を常にチェックするようにしましょう。台風9号「チャンホン」は、今後の発達具合と進路によっては日本に大きな影響を与える可能性があります。

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