二世帯同居なんてムリ! その通りだけどね

二世帯同居なんてムリ! その通りだけどね

やむを得ない事情で二世帯同居を考えている方、二世帯同居なんて絶対にムリ!と結論づけている貴方、その根拠は何ですか?二世帯同居にはデメリットも多いですが、少しだけメリットもあります。そのメリットがデメリットを超えるなら、もしかすると同居ができる可能性が広がるかもしれません。私が実際に親と同居をしてみて、感じたメリットや当たり前のデメリットをご紹介します。

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頭から決めつけない方がいいですね

二世帯同居というと、絶対にできないと言う方が多いようですが、簡単に感情で決めつけない方がいいと思います。何故なら、二世帯同居には少なからずメリットもあるからです。私は実際に、妻の父親と同居することで、数多くのメリットを得ています。少しだけご紹介しましょう。

家賃が必要ない

私は先述の通り、妻の父親と同居しています。子供はなく、妻の母親は早くに他界しています。要するに子供のいない変則マスオ型です。一番のメリットは、家賃の必要がない、という経済的なメリットです。都市部に暮らすなら、家計費に占める家賃の割合は手取額の三割とも言われています。仮にご夫婦共働きの年収合計が「税込み」夫400万円、妻300万円としましょう。約2割は保険や年金、税金で天引きされると考えるなら「手取り額」は夫320万円、妻240万円、夫婦で560万円となります。この3割が家賃と考えるなら、年間で168万円、月々では14万円が家賃に消えている事になります。この額がまるまる必要ないということになれば、どのようにあなたの生活が変化するかを考えてみて下さい。もしかすると奥様は働く必要がなくなるかもしれません。ご子息は私立の学校に通うことができるかもしれません。もっといい車に乗ることができるかもしれません。年に何度も温泉旅行に行ったり、海外へ行くこともできるかもしれません。

家が広い

これはあくまでも私の状況ですが、往々にして当てはまるのではないかと思います。私が現在住んでいるのは、とある地方都市の一軒家ですが、土地の坪数が約80坪あります。最近近くの土地が開発され、何件か建て売り住宅が販売されましたが、20坪弱の土地に建てられた一軒家が3500万円で販売されていました。坪単価も上がってきており、仮に売却するとなれば、かなりの額になります。建物自体は古いですが、土地の評価額はこれからも上がって行くと思います。夫婦の力では到底住むことのできない家に住むことができるのは、大きなメリットの一つと言えるでしょう。

光熱費の按分

我が家のケースですが、光熱費は義父に毎月一定額を渡す、ということにしています。家は義父の名義で、電気、ガス、水道、石油、などは義父が支払っています。これらを全て自分達で支払うよりは、かなり安く済ませることができています。月々の支払いを抑えるという点でも大きなメリットとなっています。

親の状況にもよる

我が家のケース、これらの状況が成立しているのには、いくつかの理由があります。義父は元地方公務員で、かなりの年金収入があります。それなりに病院にはかかっていますが、一人で生活の全てを行うことができます。娘である妻は、部屋の掃除と洗濯だけを行います。義父は料理好きなこともあり、食べ物に関しては自分で全て行います。80近くになりますが、地方都市ならではとは思いますが、自分で車を運転して、買い物に出かけたり、町内会の会合に出かけたりしています。

デメリットは数知れず

デメリットは、皆様お考えのこと全てと言えます。我が家は義父と娘の関係が元からぎくしゃくしていた所に、私がやってきて、どうにか上手く行っている感じです。私が一番強く感じるデメリットは、やはり娘である妻と義父の関係です。妻は義父の動きを全て嫌がります。特に料理に関して、私たち夫婦と義父とでは、食べ物が全く違います。義父は魚が好きで、自分で魚を買ってきて料理をする程なのですが、魚を料理した後には独特のにおいがするので、妻はこれをとても嫌がります。トイレも二つあればいいのですが、我が家にはトイレが一つなので、これも時々困り事になります。私は朝早く起きて仕事にでかけるのですが、その間に義父が起きてきて、必ずトイレに行きます。私は朝風呂に入ってから仕事に行くのですが、私の風呂と義父のトイレがよく重なります。また、私はお腹が弱いので、朝何度もトイレに行くのですが、このタイミングと義父の夜トイレもよく重なります。トイレと風呂の入り口が一つずつあるなら全く問題がないのですが、我が家は構造上、風呂に入った時に閉めるドアの内側に、トイレのドアがあります。誰かが風呂に入っていると、トイレに入ることができません。これは改装すればいい事なのかもしれませんが、実際問題何とかなってしまっているので、そこまでは行っていないのが我が家の現実です。

生活感の違い

とにかく何をするにせよ、娘である妻と義父との間には軋轢が生じます。状況としては、義父のやることに、娘である妻が文句をつけています。義父は以前は上から目線で妻を叱るような事もあったらしいのですが、私が来てからは全くそのような事はしなくなりました。おとなしいのですが、やること全てが、娘である妻には耐えられないようです。父と娘は仲が良いとか悪いとか言われますが、我が家の場合は、小さい頃からのいろいろがあったようで、かなり仲は悪いです。

デメリットはわかるけど、メリットも大きい

二世帯で住むようになると、皆様が考えている通りの状況が起こります。デメリットは簡単に想像できるでしょう。しかし、メリットはどうでしょうか?こちらにご紹介したのは私が経験したメリットとデメリットですが、皆様の状況によっては、もっと違ったメリットやデメリットがあるかと思います。これらは実際に暮らしてみなければ判らない面もあります。「一度暮らしてみれば良い」などという安易なご提案は避けたいと思いますが、私の場合は家賃の問題など、メリットは数多くありました。また、月日は確実に、毎日前に進んでいます。長い目で人生を見て結論を出すことも、一つの方法だと思います。いずれにせよ、親との同居は、簡単に結論を出してしまうのではなく、様々な状況を考えた上で俯瞰しながら、ご夫婦やご子息も交えて話し合いをしながら結論を出された方がよろしいかと思います。

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