最強エルニーニョ 2015年 日本の夏 どうなる

エルニーニョ監視速報「強まりつつある」

 世界の異常気象は皆様ご存知の通りですが、この異常気象をもたらすのがエルニーニョだといわれています。過去の教訓から世界規模での観測が行われており、そのデータは全世界に公開されています。日本の天気予報でも取り上げられていますが、今年は特に注意が必要となる年になっています。

 

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6月11日発表のエルニーニョ監視速報 

 気象庁は定期的にエルニーニョの監視速報を発表しています。先日6月11日に発表されたデータによると、赤道付近の海水温が、日付変更線から南米沿岸にかけて「かなり高い」と発表されています。また、エルニーニョは「強まりつつある」と表現されています。この強い表現はかつてないものです。画像を見ていただければおわかりいただけると思いますが、赤道付近は真っ赤になっており、これは海水温が例年に比べると3度程度高い事を表しています。⇒ 海洋の状況2015年5月 例えば、日本の夏の最高気温は、2013年に高知県江川崎で観測された41.0度が最高ですが、もし日本の夏の気温がこの温度から更に3℃上昇したらどうなるでしょうか。44度になったらもう、暮らして行けない、社会構造的に生活が難しいレベルの気温となることは容易に想像できると思います。この事が現在、日本の南の海洋で起こってしまっているのです。海洋に住んでいる生物ももちろんでしょう。ですが、今年の夏に限って言うなら、日本に影響をもたらすエルニーニョの怖さは気温の上昇ではなく、むしろ気温が上がらない事にあります。

沖縄で12日も早く梅雨が明けた

 沖縄で先日梅雨明けが発表されました。例年より12日も早い発表となっています。日本の夏の状況は太平洋高気圧の動きや強さ、位置に左右されます。この太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げる事によって梅雨明けとなります。今年はこの梅雨前線が鹿児島の南にあります。梅雨前線の南の日本から東にかなり離れた位置に太平洋高気圧があります。太平洋高気圧は天気図では日本の南東で停滞していますが、上空の大気を観察すると2つに分かれています。沖縄付近には、分身、かけらのような形で高気圧の勢力があり、この天気図に現れない、上空の隠れた高気圧が沖縄に梅雨明けをもたらしました。日本の南には、大きな力を持つ本来の太平洋高気圧と、その西側、沖縄上空あたりに地図には現れない高気圧のような大気の状態があります。日本列島を境にして(実際にはもっと南)、右側と左側と両隣に高気圧があるようなイメージです。

湿った空気が吹き込みやすい

 この高気圧の境、間に向かって、南からの湿った空気が流れ込みやすくなっています。現在日本列島本土には梅雨前線が停滞していますが、この梅雨前線に向かって更に湿った空気が流れ込みます。そして本来梅雨前線を押し上げる太平洋高気圧は、エルニーニョの高い海水温の影響で南側に引っ張られているので、日本列島にそれほど影響を与えることができないのです。いろいろな見解が予想されていますが、間違いがないのは「エルニーニョが発生していること」「エルニーニョがこの先強まりつつあること」最強エルニーニョが発生し、赤道付近の海水温が上昇している事です。

日本への考えられる影響 北冷西暑

 最強エルニーニョが太平洋高気圧本来の動きを邪魔する事が予想されます。3度海水温を上昇させているエネルギーが、太平洋高気圧を南側に引っ張り続けます。エルニーニョに邪魔される太平洋高気圧は通年よりも南東側で停滞し、東西に発達、高気圧の谷間に入った日本に向かって、南からの湿った空気が流れ込みます。梅雨明けが遅い、豪雨が発生しやすい、気圧の谷に向かって寒気が入れば、東-北日本は冷夏となる事も予想されます。急に暑くなったり突然豪雨になったりという、激しい気象が予想されます。十分に警戒して下さい。常に情報を収集し、しかるべき予報が出たのであれば、しっかりとした準備に基づく行動を取るようにして下さい。

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