ど根性ガエル 実写版 感想 40年前 比較 解説

ど根性ガエル 実写版の感想 40年前リアルと比較して解説します

ど根性ガエル実写版を解説します。予告を聞いた時は、どうして今さらど根性ガエルなんだ?と思いましたが、蓋を開けてみればそれは大変失礼な言葉であったことがわかりました。マツケンのひろし、満島ひかりのピョン吉、梅さん、お母さん、京子ちゃん、ゴリライモ、五郎、よし子先生、町田先生、京子ちゃんのおばあちゃん、それぞれに役割があって面白いのです。小学校時代にリアルでど根性ガエルを見ていた私が、今回の実写版を見て感じたことなどを解説します。今をときめくど根性ガエルのちょっとした知識を身につけて、さりげなくお話してみて下さい。上司がバブル世代なら泣いて喜ぶこと請け合いです。(微妙)

 

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実写版 すぐに切り替わりました

こんにちは。私はリアルタイムでど根性ガエルを見ていました。ど根性ガエルは、とある理由があってとても親近感を覚えるアニメです。今、あなたのクラスの中にひろしという名前の人が何人いますか?私の時代には一番多い時で3人ものひろしがいました。浩、博、浩司、です。ひろしは当時流行の名前だったのです。原作は1972年から1974年にかけて放送されたものです。当時私は東京に住んでいましたが、一番はじめのルパン三世や、半年ほどで終わってしまった初期のドラえもんも同時にテレビでやっていました。少し前には天才バカボンもやっていました。今振り返ってみると、当時の漫画は小学生の私にとってもかなり衝撃的だったのです。ど根性ガエルの見どころは、ひろしとピョン吉とのやりとりに、ほっと心奪われる事、個性豊かな登場人物が毎度同じようなセリフでも、ひろしとの絶妙な絡みで読者の心を揺さぶり惹きつける事、です。私が小学生時代に見て深く印象に残っているのは、ピョン吉がとても可愛かったこと、五郎ちゃんの目の赤いラインが天才バカボンに出てくるお巡りさんのように繋がっていて、かつ中学生時代に使った肩掛けカバンをいつもひきずっていたこと、梅さんの顎がやけに長く、アントニオ猪木を連想したこと、それと、町田先生のセリフ「教師生活25年」(今回の実写版は41年となっていますが、アニメ内では25年でした) が頭にこびりついており、学校を卒業して会社に就職した時に「いつか町田先生のセリフが言えるように、長い間勤めてやろう」と思ったこと、です。同じ歳のカミサンは「よし子先生はもっとおっぱい大きかったよね」などと言っていました。マツケンの演技は完璧で、まだリモコンもない時代、チャンネルをガチャガチャ回しながら見た、あのひろしそのものです。

ピョン吉の存在感

タイトルにもなっているとおり、ピョン吉の存在そのものがとても重要です。ど根性ガエルのお話は、ピョン吉とのやり取り自体が意味を持ちます。アニメでは簡単に表現できていましたが、果たして実写版では大丈夫なのかと私もこの点は少し不安でした。でも、そんな心配は無用でした。ピョン吉の動きや表情、感情は見事な技術で表現されており、見るだけでいとおしくなってしまいます。そして声を担当した満島ひかりさんが神的存在感を放ってくれました。最後に見てから40年以上が経過していますが、当時のピョン吉に対する感情がそのまま戻っています。満島ひかりさんはこのお仕事を引き受けた際に「どうして私なんだろう?」と思ったそうですが、今となって思えば、満島ひかりさんをピョン吉の声に抜擢した方の才能が素晴らしいと思います。もちろん満島ひかりさんは完璧です。

16年という時代が経過

マツケンの歳に合わせたという声もあるようですが、ドラマでは16年の時が経過した設定になっています。ゴリライモは移動パン販売の事業で大成功、五郎は交番勤務のお巡りさん、町田先生は町田校長先生になりました。ひろしはプー太郎、京子ちゃんは出戻り、そしてピョン吉は年齢のせいか、体調不良を起こしてしまっているようです。この辺りの設定は16年経過しているとはいえ、とても上手に出来ていると思います。何ら抵抗なく見ることができます。

ゴリライモが大人になった

 昔のアニメでは、ゴリライモとひろしはいつも喧嘩をしていました。実写版でも何度かひろしと喧嘩をするシーンがありますが、ゴリライモはゴリラパン事業で成功している上に、地域の選挙にも出馬するなど、登場人物の中で以前に比べて一番変わった、落ち着いてしまった存在となっています。以前はジャイアン的悪者の存在感がありましたが、今はひろしのお母さんや京子ちゃんまでをも会社で雇用するなど、事業を通じて地域の発展に貢献している出世頭となりました。今までになかったゴリラパンも話題になりそうで、なかなか設定が面白いと思います。

いとしき京子ちゃんの存在

 ど根性ガエルで、ひろしとピョン吉の次に重要になってくるのが、ひろしと京子ちゃんの関係です。京子ちゃんは結婚して離婚して出戻りという微妙な設定でひろしの街に帰って来ました。アニメでは学生同士でしたが、16年の時間を経たことで大人の要素も多分に入り、ますます面白くなりそうです。

梅さんはいつもよし子先生の事を考えている

 梅さんは第一話で登場した通りよし子先生に憧れを抱いており、結婚したいとずーっと思っています。昔から同じです。大抵自転車に乗っているか、梯子を持ってよし子先生の教室を覗いているか、そんな感じです。あまちゃんでいうリアスのように、梅さんのお店は時としてみんなが集まる社交場のようになります。ここのお店の中でもいろいろな事があると思います。

ロケ地

 東京と一言でいえど西から東からで広いのですが、スカイツリーが見えることと、立石という地名が見えたので、葛飾区近辺だと思います。ナンバーは足立の地域でしょうか。小さな特別なヘラでもんじゃ焼きを食べる地域です。でも、途中でステンレスの車体にピンクっぽいラインが入った京王線が見えたような気もします。京王線であれば、練馬、世田谷ナンバーあたりの地域かなと思います。環状八号線より西には行っていない感じがします。

ど根性ガエル実写版 総括

天才バカボンやドリフのネタなどは、教育上よくないと思われる内容があり、PTAから苦情が来たこともありました。でも、ど根性ガエルはクリーンで、子供の教育上の観点から見ても優秀な番組内容でした。今回の実写版でも同じだと思います。松山ケンイチさんは、ひろしを表現するべく役づくりに一生懸命で、長いセリフも何のその、演技がとても上手で好感が持てます。ピョン吉の満島ひかりさんとの掛け合いは、もはやオリジナルと同等かそれ以上かもしれません。CG技術陣も、高い技術力でピョン吉の魅力を最大限に表現してくれています。今後のひろしとピョン吉とのやり取り、ひろしと京子ちゃんのやりとり、そしてゴリライモを中心とする周辺の人達からも目が離せません。これから一話一話、夏にかけてかなり製作は大変だと思いますが、楽しいお話を期待したいと思います。土曜夜の少し力が抜けるこの時間に、懐かしさに息が吹き込まれた、可愛いど根性ガエルを見られることを嬉しく思います。ピョン吉の病気だけが心配です。
 

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