ひるおび 台風12号 進路予想 夏 気温情報 7月22日 冷夏

この暑さいつまで続くのか

各地で梅雨明け宣言がなされ、夏休みに突入した日本列島。連日各地での猛暑、真夏日が続く一方で、鹿児島県屋久島町では50年に一度と言われる大雨が続いています。2015年の夏は果たしてどうなるのでしょうか。今後の気温予想は近づきつつある台風12号の状況で変わる可能性があります。7月22日に放送されたひるおびでの内容を元にお伝えします。

 

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本来、真夏日が続く場合の状況とは違う

日本列島一部地域を除き、激しい暑さに見舞われています。連日猛暑の報道がニュースを賑わせていますが、実は今の状況、本来の状況とは少し違っています。本来猛暑日が続く場合の気圧配置は、日本列島が東からの太平洋高気圧に覆われ、かつその上に西からのチベット高気圧が覆うという、日本が二枚の重ねられた布団の中で寝ているような状態の場合に起こっていました。しかし現在の暑さは、この二つの高気圧によるものではありません。先日の台風11号によってパワーを与えられた太平洋高気圧が東寄りに張り出しているために起こっている現象です。日本列島には台風12号が近づいており、この猛暑は長いスパンで続くものではなさそうです。

エルニーニョと温暖化 読み切れない自然現象

2015年、地球全体にエルニーニョ現象が起きています。日本の南の海水温は例年に比べてとても高く、その結果、沢山の台風を早い時期に生み出しました。沢山の台風は太平洋高気圧を本来あるべき位置から東よりに引っ張りました。これにより、日本列島は太平洋高気圧による影響を例年通りに受けることができなっています。しかし一方で、台風の発生は進路によっては日本に影響を及ぼすと同時に、高気圧に大きな力を与えました。それにより現在、日本列島は暑さに見舞われています。日本にもたらされている気温だけを見るなら、夏として結果的につじつまが合うような形となっていますが、気圧配置や周囲の状況は本来の猛暑のそれとはかなり違いがあり、予想が大変難しくなっています。例えば日本の遥か南のフィリピン海の西側の海水温は今もかなり高い状態が続いていますが、本来エルニーニョが発生している時、この近辺の海水温はこれほどまで高くなりません。これがどうして起こっているのかは気象の専門家であれど読み切ることができず、地球温暖化による現象の一つと解釈されています。

今後はどうなるのか

現在台風12号が日本列島に向かって北上を続けています。台風12号の発達状況と進路が、今後の日本の夏の暑さを予想する一つの参考情報になります。気象庁発表の予報によれば、25日9時には九州の南にあって、中心気圧は970hPaという強い勢力で日本に向かってくる予想です。仮に進路がもう少し東寄りになると、北からの寒気を引っ張ってしまう(暑くはならない)可能性もあります。台風の動き方で今後の天気が変わる可能性があります。今後の台風12号の動きに注意するとともに、台風の進路にあたる地域の方はもちろん、波が高くなるなど日本全国に影響を及ぼす可能性がありますので、今後の気象情報にはくれぐれもご注意下さい。

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