あさイチ スマホ こどもリアルまとめ 高校生の本音 7月27日放送

親と子が理解しあえない現代のスマホ事情

親が理解できない子供のスマホ事情。どこへ行くにも、何をするにも持ち歩いて、半ば中毒状態。本当にこの子は大丈夫なのか、危険な犯罪に巻き込まれる事はないのか、どのようなサイトにアクセスして何をしているのか、全くわかりません。一方で子供は、親はスマホの事を何も知らない、知らないのにいろいろと言われるのはイヤだ、干渉されたくない、財布よりスマホが大事なんだ、と主張しています。7月27日のあさイチでは実際の高校生をスタジオに呼び、その活用法や考え方を聞きました。もちろん、親世代のゲストも一緒に話をしました。

 

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双方に常識があるけれど

高校生の親を持つ世代は、スマホ事情をなかなか理解できません。黒電話のコードを長くして自分の部屋に引き込んで長電話をして怒られたとか、異性の家に電話をする時はいつも親が出てきてとても緊張したとか、家では怒られるからテレフォンカードを片手に近くの電話ボックスで電話をしていたとか、こんな話は今の時代、武勇伝にもなりはしません。一方で若者たちはこのメディアを上手に使いこなして学生生活を送っています。休み時間になればスマホ、昼休みもスマホ、クラスと部活の仲間との連絡もスマホ、部活のスケジュールやホームルームでの話し合いの続きをスマホで行うこともあります。ゲスト出演してくれた高校生の一人は、ラインのグループは43、Twitterのアカウントは7つあるそうです。これは何なのでしょうか?

Twitterのアカウントを使い分ける

TwitterはFacebookとは違い、匿名でいくつもアカウントを作ることができます。先ほど登場してくれた女子高生は、その内容によってアカウントを変えています。リアルアカウント略してリアアカ、裏アカウント略してウラアカ、趣味や本などの趣味アカ、愚痴をこぼす愚痴アカ、ネガティブな闇、病みアカ、などがあります。普段の友人たちとのおしゃべりはリアアカ、一人で趣味の世界に没頭している時や、リアルの人には言えない深い悩みは病みアカで話します。 この辺りまでは、何となくわかりますね。

顔を出して動画を上げる

高校生たちはこんな動画を楽しんでいます。制服姿で彼とキスをしている動画を専門のサイトにアップして、沢山のファンからのコメントが来ることを楽しんでいます。コメントをする側も動画を見て、自分たちもやってみたい、うらやましい、と思うそうです。スマホで動画撮影は簡単にできます。専門のアプリを使って簡単に動画の編集をしたり、音楽を挿入したり、コメントを入れたりできます。作成しているカップルは、沢山の人からLIKEが来るのがうれしい、周りから見られたいと言い、デートの度に動画を製作しています。一方で取材を受けていたカップルの男性は、区切りをつけなければいけない、とも言い、キスの動画は誕生日などの記念日限定にすると決めているそうです。これを見せられた親たちは、いくらでも悪用ができると心配の声を上げていました。ゲスト達からは、「10年後必ず後悔するからやめたほうがいい」「大人から見ると何だかアホくさい」「主人公になりたいだけなんだよね」と、若干冷ややかな声も聞かれましたが、ただ一人いのっちは、「俺も10代の頃ドラマに出てキスなんかしてたから同じだ」「あとで後悔すればいい」と理解を示していました。

地方都市に住む女性の例

SNSで知り合いになり、実際にあったことがあるという人は、女子高生の58%というデータがあります。一緒にカラオケに行ったり、コンサートに行ったりするようです。地方都市に住む一人の女性の例が紹介されていました。彼女はコンビニも近くにない地方都市に住んでいますが、スマホを手にすることで充実した生活を送っていると言います。彼女はSNSを通して4500人もの知り合いがネット上にいますが、その中の10人とは特に濃いお付き合いをしているそうです。彼女はピアノが上手で、リアルタイムにピアノのライブ配信をすることで仲間が急激に増えたと言います。リアルタイムで演奏し、リクエストに応えたりすることで、双方向の濃いコミュニケーションが取れています。わからないお母さん、お父さんのために申し上げますと、今はスマホひとつあれば、インターネットを介してライブの発信ができる上に、今何人の人が見てくれているのかも確認できます。更に、その人たちからのコメントもリアルタイムで楽しむことができるようになっているのです。今回彼女のライブ配信には250人のお客さんが来てくれました。多い時には1000人程の人が彼女のピアノを聞いてくれるそうです。彼女は「世界が違うところでの関わり合いが持てるのがうれしい。特別感がある。普段体験できないができる」とコメントしていました。

子供が考えるSNSとは

子供が考えるSNSとは、「学校とは違った、周囲が支えてくれる、大切な居場所」です。出会いを求めてSNSを使ってみたことがあると言う、番組に出演していた唯一高校生の男子は「使ってみたけれど業者みたいな人ばかりだった」と言っていました。実際にSNS経由で相手と会うときには、フォロー、フォロワーがどのような人が多いか確かめる、つぶやきの内容を見てみる、一対一で会わない、昼間に複数人で会う、などを、高校生もきちんと考慮しています。

SNSで立ち直った高校生

その高校生は、趣味でコスプレを楽しんでいます。趣味が更に進むと、自慢のコスプレ姿をカメラマンに撮影してもらいたくなるのだそうです。彼女はSNSで仲間と出会い、一緒になってカメラマンに撮影してもらうという趣味を楽しんでいます。日常生活を送っているだけでは到底出会うことができない人達と出会い、一緒に時を過ごすことで、自分も充実している、と彼女は言っています。彼女は中学生の時にいじめにあい、落ち込んでしまいましたが、高校生になってスマホを持ち、趣味を突き詰めることで生き生きとした生活を送ることができています。彼女の親は当初頭ごなしに「ダメ」と言いました。知らない人と知り合って、一日を一緒に過ごすのは大丈夫なのかと思ったそうですが、わからないでもありません。しかし、娘さんはとりあえずダメと言ってきた親の姿勢はよくないと思ったそうです。今では親ときちんとコミュニケーションを取るようにすることで、お互いが何とか理解し合えているそうです。具体的には、普段から顔を見て話をきちんとする、会場からでも随時親に報告をする、気になっている事はお互い言う、ということを心掛けています。親は「子供を信じるしかないです。私のわからない世界にどんどん入っていってしまう」と言っていました。対する娘さんは「親が何と言おうと自分が今やりたいことをやる。親がわかってくれないなら話をする」と言っていました。

ゲストその他のトーク

とあるゲストは「自分の身の丈に合ったところでやればいい」と言っていました。いのっちは、「我々も親に連絡をしないで遊びまわっていたり、迷惑をかけてきたから」と、若い時の自分を反省していました。一方でゲスト出演してくれた高校生は、「どこが危険なのかはわかってる」「何も怒らないから言ってみろと言われれば言うと思う」「テスト前などはルールを決めるなどしてメリハリをつけている」「テスト前はスマホ自体を親に預けている」という意見がありました。高校生にもなれば考え方は既に大人であり、頭ごなしに言うのではなく、彼らを信じるしかないのかなとも思います。最後に気を付ける事として、SNSで知らない人と会う場合は、できるなら会わない、日中に人の多い場所で、複数人で会う、個人情報や写真を渡さない、家族に行き先、会う人を告げてでかけるようにする、との専門家のアドバイスがありましたが、これを聞いた高校生は、最後は絶対に怒られるからムリ、と言っていました。
 

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