田舎暮らし 帰省

余裕綽々で田舎暮らしを始められる人はそう多くはありません。大抵は情報を収集しつつ、不安に紛れながら移住をし、生活を開始します。一番大切なのはあなたと家族の満足度だと書きました。都会では得られなかった大自然の環境や、住みよい住環境などはその満足度をサポートするものです。ですが、やはり一番大切なのはお金になってしまうでしょう。悲しいかな、これは現実的な問題です。あなたがもし、アフィリエイトなどで既に成功していて、どこにいてもある程度の収入があるのなら、それは問題ありません。ですが、大抵の方は地域で仕事をはじめ、その給料に少なからずのカルチャーショックを受け、この稼ぎで家族がやっていけるか、果たして幸せになれるのか、不安な毎日からのスタートになるのが普通です。はじめから上手く行く人はあまりいませんので、あまり神経質になる必要もないのですが、反面、お金に関して無頓着でもまたいけません。ある程度はしっかりと金銭感覚を持ってやって行くことが大切です。先ほどもお話しました通り、田舎暮らしの稼ぎというのはとても微妙なラインです。おそらく、帰省や贅沢をしなければ、何とか暮らして行けるでしょう。食費もかからない、居住費も補助が出ている、駐車場代もいらない、車は軽自動車にした、など、都会では考えられない生活にはなりますが、何とかやってはいけるのです。それプラス、私たち都会出身者は大抵の場合、何かと理由をつけて都会に戻りたがります。同窓会や帰省、気分転換やコンサート、いろいろな事がありますが、場合によってはこれらの楽しみを我慢することが必要になるかもしれません。私はその地域にいた際、東京にしょっちゅう帰省している近所の移住者がとてお羨ましかったのを覚えています。今でもその人はホームページであれやこれや自分の住まいのことよりも、都会に凱旋したような記事を書いているので、なんだかなと思ったことが何度かありました。その記事を読んだ際には自分も自分がよくわからなくなったものです。あなたはどのようなスタイルで田舎暮らしをしたいと思っていますか？しょっちゅう都会へ帰省するのも否定はしませんが、できるなら地域に溶けこんで、実家へ帰るのは最低限の回数にしておくのが私のおすすめのスタイルです。帰省は田舎暮らしにとってとても出費がかかり、生活を脅かす要因になります。実家へ帰りたいのはわかりますが、それほど帰りたいのであれば、地域からくるなと言われることもあるでしょう。もし、この先、地域の援助を受けて生活を安定させる予定だったりするならなおさらです。ちょっと厳しいことを書きましたが、田舎暮らしは決して簡単ではなく、このようにいろいろと複雑な要素が絡み合い、成功する人と失敗する人が二極端になるものなのです。私が観察するに、成功している人は地域に溶けこんでいるので殆ど実家に帰っていません。逆に、何度も実家に帰る人は、何度も帰った挙句にその地域を出ていく場合が多いのです。