ひるおび 人食いバクテリア 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 溶連菌 8月26日

世にも恐ろしい人食いバクテリア

人食いバクテリアと呼ばれる、正式名称、劇症型溶血性レンサ球菌感染症をご存知でしょうか。ひるおびで紹介されていたとある方は、一週間程前から体調不良を訴えていました。ある日、直径2ミリ位の血まめが親指に出来ているのを発見、その日は遅かったので、翌日医者に行く予定で就寝しました。朝起きたら右足が腐っており、一時間単位で悪化しているのが自分でもわかったそうです。医者に行き、その日に足を付け根から切断し、退院するまでの間、集中治療室で4ヶ月治療をしたそうです。これが世にも恐ろしい人食いバクテリアによる症状です。

 

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溶連菌が傷から入る感染症

この劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、溶連菌による感染症です。よく、子供がA群溶血性レンサ球菌感染症にかかりますが、この子供がかかるものとは区別されています。通常、この溶連菌は喉や皮膚にいて、この場合は症状を引き起こしません。まれに、通常は細菌が存在しない組織に、傷口などから溶連菌が侵入すると、急激に症状が進行してしまう場合があります。これが劇症型と呼ばれる所以で、はじめに紹介した方のように、一晩で足が一本なくなってしまう程の凄まじい力を持っています。

感染経路 症状

菌が直接幹部に触れることによって感染します。手足のキズや水虫からも多く感染例があります。初期の症状は、風邪をひいたときのような体調不良や、患部が赤くなるなどの症例があります。傷みの特徴としては、傷の部分よりも傷の周囲が痛くなります。血液や筋肉、肺などに入ると全身に回ってしまうことによって、発病からの進行が急激かつ劇的で、筋肉の組織を壊死させたり、血圧の低下、多臓器不全からショック状態に陥って、発病後数十時間で死に至ってしまうこともあります。

ワクチンはない

この病気の歴史はまだ新しく、詳しい解明がなされていません。1987年にアメリカで症例がはじめて確認されました。日本では1992年に確認されたという新しい感染症です。のどや鼻に住んでいる細菌が傷口から入ることによって発症することまではわかっているのですが、メカニズムその他の詳しい情報はまだ解明されていません。ワクチンもありませんので、万が一発症してしまった際には、早急に治療を開始することがとても重要になります。現在は集中管理の元で、抗菌剤による治療が行われますが、壊死を起こしている部分を切除し、感染の拡大を防ぐ必要があります。

予防法は

基本的な事がとても大切です。冬だけではなく、年間を通してうがい、手洗いを励行しましょう。万が一怪我をしてしまった時は、患部を清潔に保ちましょう。免疫力を落とさないように、栄養の取れる食事、十分な睡眠、ストレスを上手に解消、適度な運動を心掛けるようにしましょう。感染の兆候が見られた場合は、すぐに医療機関を受診して下さい。

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