エアコンが効かない

今は日本も温暖化の影響で、各家庭に一台いや、各部屋に一台エアコンが備えられているお宅も多いようですね。エアコンは私たち日本人にとって、もはや必需品となっています。でも、こうなってしまったのは地球の温暖化が進んでしまったここ数十年のことです。エアコンには例えて言うなら日本の団扇のような歴史はありません。エアコンは機械ですので、メンテナンスが必要なのはお分かりだと思いますが、なかなかどうして季節ごとに手入れをするのは大変な事です。エアコンはある日を境に突然効かなくなります。機械の特性の一つですね。車だってそうで、ネジ一つ外れたら走らなくなる場合だってあるのです。エアコンも同様、突然不具合が生じて冷えなくなることがあります。真夏の35度の時に壊れてしまったら大変ですね。さあ、どうしましょうか。エアコンの仕組みは簡単です。エアコンは部屋の空気を機械で冷やして再び部屋に戻しています。冷えなくなってしまったということは、そのプロセスの中でどこかに不具合が生じているということですね。機械自体が壊れてしまうことはまずありません。あなたのご自宅のエアコンが数十年前の物であればお話は別ですが、十年程度であれば、まず、エアコン自体は壊れません。考えられることとしては、ハイテク化に伴う基盤が中に入っているのですが、この基盤が丸ごとダメになってしまうことがまれにあります。この診断と修理は専門家の判断が必要ですが、最終的に何をやっても変化が全く見られない場合に疑う箇所です。まず、考えてみるのはフィルターです。エアコンのフィルターと聞くと敬遠しがちですが、エアコンが働くのにとても大切な役割を担っています。エアコンは通常高い位置にありますので、特に高齢者の方の場合はメンテナンスも大変、場合によってはできないかもしれません。ヘルパーさんや身内に頼んでみてもらうといいと思います。カバーの外し方は簡単です。わからなければ取扱説明書を参照して下さい。カバーを開けるとエアコンのフィルターが出てきますが、ここに埃や塵が溜まっている場合がほとんどです。ティッシュなどを使ってまずは大雑把に汚れを落とし、完璧を目指すなら水洗いして乾燥させませましょう。水洗いをしないでも、掃除機で吸い取って綺麗にするだけでも十分に効果があります。高い位置での作業は大変ですが、もしできるのであれば、掃除機を使って本体の中の埃も吸い取ってしまいましょう。エアコンの構造にもよりますが、大抵は表側にある取り外し可能なフィルターがほとんどの埃をキャッチしてくれているはずです。フィルターの清掃が済んだなら、元あった通りに組みなおして、再びスイッチを入れてみて下さい。さあ、どうですか？冷たい風が出てきたのではないでしょうか？エアコンのフィルターを清掃してもエアコンが冷えない場合は、冷却装置やその他の部位が悪いということが考えらえます。まずは自分でフィルターを清掃してみて、何も変化がなかったという時点で、専門家にお願いしたほうがいいですね。今はエアコンも価格が安くなっていますし、電力消費も抑えられています。様々な機能も備わっていますので、思い切って買い換えてしまうのも一つの選択かもしれませんね。

エアコンを買い換えようといざ家電量販店に行っても、エアコンが買えないケースがあります。あなたのお宅は大丈夫かここで判断してみて下さいね。数年前からエアコンの取り付けには専用のコンセントが必要になっています。エアコンを買いに行くと、係員は何はともあれ、まず、このコンセントの有無を確認します。専用コンセントがあるなら全く問題ありませんが、ない場合は少し状況が厄介になります。選択は三っつ。お金を払って新しいコンセントを作る方法がまず一つ。これは専門の電気工事が必要になりますので、かなりのコスト高になります。家の状況によっては、配電盤からかなりの距離、コードを引く工事が必要になります。配電盤に空きがない場合は断られるケースもあります。なかなかどうして、エアコン専用のコンセントがないというのは、厄介な状況です。大抵の場合は一度見積もりが入り、その後の工事になりますので、費用面でも時間の面でもかなり面倒になります。エアコンが壊れて買い換えなければならない場合、まずは専用コンセントの有無を確認しましょう。新しい賃貸マンションやアパートならいいのですが、築数十年経過している一軒家の場合は、難しい場合があります。よく観察してみて下さい。これがどうにもならない場合は、エアコン取り付けをあきらめなければなりません。ちょっと悔しいですが、これが二つ目の選択肢です。そして三つ目に救世主があります。あなたの家の状況によっては、防犯上ちょっと問題がある場合もありますが、これは最後の手段です。窓用のエアコンを取り付ける方法が最後にあります。専用コンセント云々がうるさいのは壁に取り付けるタイプのエアコンで、窓に取り付けるタイプであれば問題ありません。実は私の部屋がそうで、コンセントと室外機の設置にかなりの問題を抱えていたにもかかわらず、仕事柄どうしてもエアコンが欲しいと言う状況でした。この問題を全て解決してくれたのが、窓に設置するタイプのエアコンの存在でした。全て自分で取り付けし、室外機は必要なく、コンセントも専用のものが必要なかったので、大変助かりました。費用的には専用の金具と合わせて4万円でおつりが来ました。三年前に取り付けましたが、問題なく働いてくれています。ただ、皆様の環境によっては防犯上、少々取り付けに不安が生じるケースもありますので、その点はエアコン売り場の店員さんとよく打ち合わせをなさって下さい。ちなみにもう少しお話しますと、私は売り場から家に乗用車で持ち帰り、翌日格闘の末に取り付けを完了することができました。説明書を読みながら進めれば、何とかできると思います。でも、簡単ではなかったですね。根性のある方は是非試してみて下さい。取り付けを頼むと5000円以上かかるようです。室外機もなく水も外に出ない仕組みですから、大変私は助かっています。ぜひ一度窓設置エアコンもご検討下さい。かなりお買い得だと思います。現在製作しているメーカーはあまりありません。選択肢は限られますが、私はこれで十分に満足を得ています。