カード会社のキャッシング枠80万円から0になった話

私は高校2年生の時に中型免許を取り、バイクを買いました。革のツナギをデザインし、上野のKADOYAでオーダーメイドしました。これが確か15万程度したのですが、この支払いを36回の分割で行った際に、どういうわけだかクレジットカードのようなものに申し込みをする事になりました。これが私のクレジットカードとの付き合いのはじまりです。

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私は若い頃、いろいろと趣味がありました。高校を卒業してすぐに、エレクトーンを買いました。ME-400という機種で、40万位しました。これを買った時にもカードを作ることになり、私は知らぬ間に何枚ものカードを作ることになりました。でも、カードの限度額ぎりぎりまで使うことはなく、キャッシング機能が付いている事さえ、この頃は知りませんでした。

30才まではサラリーマンでしたが、取引先や会社関連で、沢山のカードを作ることになりました。車関係でしたが、お客さんがカード会社の方で、カードを作ってほしいと言われたので、作ったこともありました。その後はタンクローリーの運転手をしていたこともありますが、配送に行ったスタンドでカードを作りなさい、と言われ、半ば強制的にカードを作ったこともありました。結構簡単にカードは作ることができましたので、何枚も使わないカードが手元にありました。

やがて自分で仕事を始めるようになりました。事業用の資金は、きちんと事業用のカードを新しく作り、管理していますが、先日お金が足りなくなってきたので、生活費を少しキャッシングしてみました。クレジットカードのキャッシングは生まれて初めての経験です。カードを差し込んで金額を入力すると、現金が出てきてビックリしました。今はコンビニにもATMがあるので、とても簡単に使う事ができるのだな〜なんて思っていました。毎月少しずつ借りていたのですが、突然カード会社から封書で文書が届きました。

総量規制の関係で、キャッシング枠を見直します、という内容のものでした。言われるがままに書類を送り、いつ電話が来るのかと、少し不安な日々を過ごしていました。やがてそんな事も忘れていたある日、一枚のはがきが届きます。圧着タイプのはがきを開封してみると、キャッシング枠をゼロにします、という通達でした。電話も何もなく、たった一枚のハガキで80万円のキャッシング枠が無くなったことを通知されました。今までさんざんキャッシング機能付きのカードを「作れ作れ」と言われてきたのに、突然だったので驚きました。国からの通達とか何とかそれらしいことが書いてありましたが、とにかく、枠があってもそのままだったのに、いざ使えば決まりだからと、自分的には理不尽な仕打ちを受けた気持ちになりました。カード会社も、もう少し方法があるのかなと思います。枠があるということは、使ってもいい、という事だと思っている方は多いと思います。仕事を辞めるのに、当面の資金を工面しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。きまりが何とかなら、あらかじめ通達して、今すぐに枠を外す行動をとるべきだと私は思いますが、みなさんはいかが思われますでしょうか？