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台風8号が発生しました

2015年6月、日本には直接関係ないと思われるフィリピン沖に、台風6号が発生しました。ですが、この台風、よくよく調べてみると日本に影響をもたらす可能性があります。直接日本にやってくるわけではありませんが、この時期ならではの様々な要因が重なり、日本列島に大きな影響を与える可能性があるのです。

 

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現在の日本の状況

現在日本は6月、本州には梅雨前線がかかっていますが、沖縄は梅雨が明けています。東北地方は未だに梅雨入り宣言がなされていません。この状況を見るだけでも例年とは少し違う感じがしますよね。そして、赤道付近の南の海ではエルニーニョが発生しています。エルニーニョの発生により、太平洋高気圧が東に引っ張られており、日本への影響力が普段の年ほどはありません。昨日千葉県では竜巻の卵と呼ばれるような状況が発生しました。空には大荒れの雲、強い寒気が入り、漏斗状の黒い雲がもう少しで地面に届き、竜巻を起こすところでした。関東地方ではあちこちで突然の雷雨に襲われました。果たして台風8号はどのような影響を日本にもたらすのでしょうか?そして気になる今後、2015年日本の夏はどうなるのでしょうか?くしくもこれを書いている今日2015年6月22日は夏至、一年の中で日が一番長い日であり、同時に太陽光もとても強い日です。

台風8号の位置と動き 雷に注意

台風8号は7号から43日ぶりに発生しました。現在南シナ海の海上にあり、北に向かってゆっくりと進んでいます。中国に上陸した後、熱帯低気圧となることが予想されていますが、実はその姿を変えて日本に来ることが予想されています。この台風8号は日本から遠く離れていても要注意の台風です。沖縄には「夏至南風」カーチーベーという言葉があり、これは梅雨明け直後、夏至の頃に吹く季節風の事を言っています。長野まゆみの小説でご存知の方もいらっしゃると思います。通年であれば、梅雨明けから太平洋高気圧の影響を受けるまでの間、数日間にわたって吹くとされています。雷三日という言葉があります。上空に寒気が入る事により、大気の状態が不安定となり雷が起きやすくなります。通常このような天気配置はすぐには収まらず、数日間続く場合が多いということです。現在日本の上空には寒気が入っており、太平洋高気圧の力がエルニーニョの影響で弱い事もあり、あと数日は雷に対する警戒が必要な状況が続いています。特に23日の午後にかけては、全国的に雷が起きやすい状況になりますので、細心の注意が必要です。

台風8号 24日には熱帯低気圧へ

台風8号は24日には熱帯低気圧なると予想されています。熱帯低気圧になるということは、台風ではなくなるのですが、言い換えるなら風が弱くなるだけで、台風から熱帯低気圧と名称が変化しても蒸し暑い空気を持っています。この蒸し暑い空気と雨雲がベルトコンベアーで運ばれるが如く、梅雨前線に乗っかって日本にやってくる可能性があります。太平洋高気圧の力が強ければ東北地方以北にも影響が及ぶ可能性があります。いずれにせよ、西日本はこの湿った雨雲の影響があることが予想されています。過去の気象を紐解いてみると、2011年の6月にも同じような状況がありました。この時には西日本を中心に豪雨となり、土砂崩れなどの大きな被害が発生しています。東日本大震災から数か月後のことでした。

寒気 台風 梅雨前線

今回予想されている状況をまとめてみます。寒気が流入し、ただでさえ不安定さを増している梅雨前線の中に、台風8号から熱帯低気圧に変わった湿った空気が流れ込み、大雨をもたらす可能性があります。太平洋高気圧の動きによって進路は変わりますが、西日本に大きな影響が出るであろう事は変わりません。太平洋高気圧が力を増し、前線を押し上げるようなら、北日本にも影響が及びます。木曜日25日から金曜日26日にかけては西日本全体で、もしかすると27日土曜日には東北地方でも大雨に対する警戒が必要になるかもしれません。いつ、避難勧告が出てもいいように準備を進めるとともに、今後の天気予報をこまめにチェックして下さい。万が一の際には自治体の指示に速やかに従うようにして下さい。

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