今井さん 大腸がん 検診 わからないのか

今井さんのご冥福をお祈りします。

先日自らがガンであることを告白していた俳優の今井雅人さんが5月28日にお亡くなりになりました。54歳でした。ご冥福をお祈りいたします。

今井さんのガンは防げなかったのか?

今井さんの状況に、どうしてこのようになってしまったのか、ガンを早期発見することはできなかったのか、健康診断は受けていたのか、今の健康診断で大腸がんを早期に発見する事ができるのか、といった疑問が浮かぶと思います。

 

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 私は数年前、腸にポリープが発見されました。この事から腸内の環境維持については特に気を遣うようになりました。でも、私もこうなるまでは検診などには無頓着で、会社の言われるがままに受けているだけでした。今回の今井さんのケースから、今の、特に腸関連の病気の発見方法と、その効果を考察してみたいと思います。あくまでも私個人の見解あり、長い年月をかけて築き上げられた日本の健康診断制度を批判するものでは決してございませんので、その点はご理解いただけますと幸いです。

今井さんは健康診断を受けていたのか?

今井さんの所属事務所は、武井咲や上戸彩、剛力彩芽といった有名タレントが所属している、業界大手のオスカープロモーションです。仕事のマネージメントは行われていると思いますが、通常であれば同様に健康診断も同様に行われていると思います。東京芸能人健康保険組合、文芸美術国民健康保険組合という、専門の職業の方が所属する保険組合もあります。会社によって形態は違えど、何らかの形で健康診断は行われるシステムになっています。ただ、芸能人の場合は状況が特殊です。場合によっては有料の健康診断コースを申し込み、そこで特別に検査を受ける場合も多くあります。いずれにせよ忙しかろうが何だろうが、サラリーマンと一緒で、俳優であっても健康診断は受けていたはずなのです。

健康診断で大腸がんは発見できないのか?

大腸がんはそれほど症状がないと言われています。検査では採便による血液反応を見る方法が一般的です。この方法も有効ではある一方で、大腸がんの早期発見が確実にできるかと言えば、そうではありません。あくまでもガンやポリープがあって、そこから出血がある場合にのみ有効な方法です。早期の大腸がんは出血がない場合ももちろんありますし、その症状が身体に「体調の不良」という形で表れてくるには数年かかります。現に今井さんも「ここまで来るには10年かかる」と言われていました。一番確実な方法は、カメラを使った方法です。ですが、考えてみて下さい。自分が健康だと思っている人が、毎日忙しい日々の合間を縫ってスケジュールを調整し、お尻からカメラを入れる検査をする確率はどの位だと思いますか?私の場合はかなりの出血があって恐ろしくなってきたのでカメラを入れましたが、このような大きなきっかけでもない限り、健常者はカメラでの診察は行わないと思います。健康診断のシステム上、カメラでの撮影は有料になってしまいますので、この事も早期発見を遅らせてしまう原因の一つかもしれません。まとめてみますと、通常の方法では見落とされる場合もある、カメラでの撮影なら万全だけれども費用がかかる上に本人への身体の負担、スケジュールの調整などで難しい面も多い、ましてや俳優や芸能人という本人のイメージが大切な職業であれば、カメラの検査を躊躇する人も多いのでは?と思っています。

構造的な問題

日本人は働き過ぎだと言われていますが、働いている本人たちはそれほど感じていないのかもしれません。企業では年に一度の健康診断が義務付けられています。義務ですから行われますが、その先のフォローはどうでしょう。結果が出て、それに対する対処がもっと行われてもいいと思います。会社の健康診断の方法も改善の余地があります。胃カメラや腸カメラなどを何年かおきに、定期的に行うシステムができればいいと思いますが、これは費用的にも難しい面があるかもしれません。実際に私もいつかは自分でカメラを入れる健康診断を受けたいと思っていますが、毎日の生活に追われていると、なかなかできないのが現実で、思い始めてから既に5年が経過しています。日本人はもう少し生活に余裕を持ち、自分の身体の事を考えたいとは思うものの、構造的、慣習、その他の複雑な要因が相重なって、思うようにできないのが現実だと思います。今井さんの死を無駄にすることなく、ひとつのきっかけとして、一人でも多くの方が健康診断を受ける、場合によっては現時点では有料になってしまいますが、カメラを入れる検査を受けてみる、ということができればいいなと思っています。

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