ひるおび 台風9号10号11号 トリプル台風進路情報 2015年7月3日 ヨーロッパ

台風が3つ発生か

7月3日現在、赤道近辺に台風9号と10号が発生、更に11号もマーシャル諸島近辺での発生が予想されています。(4日10時に台風発生となりました) 台風が3つ発生して日本に向かってくるケースは2006年、1985年とありましたが、いずれもお互いに影響をして複雑な動きが観測されています。今後の台風の進路予想や近づいた際に考えられる台風の動きをご紹介します。

 

スポンサードリンク

 

現在の台風の情報
台風9号

 未だ渦になりきっていませんが、とても大きな勢力を持つ台風に発達する可能性を秘めています。西から北へ進路を変え、8日頃沖縄県の南東辺りに位置すると予想されています。

台風10号

 発生場所からも日本への上陸はなさそうですが、複雑な動きをすることが予想されています。直接の影響はないにせよ、9号の進路を変えたり、日本への大雨の要因となる可能性はあります。

台風11号

 放送終了翌日4日の朝、台風となりました。10号を追従する位置にあり、9号同様に発達する可能性を秘めていると同時に、9号の進路への影響もありそうです。

台風は合体しない

複数個の台風が接近すると、合体するようなイメージがありますが、台風同士が合体することはありません。しかし、複数の台風はお互いに作用しあい、複雑な進路を取る場合があります。

台風が複数ある場合の動き

 台風が複数個ある場合の動きを紹介します。

離反型 (りはんがた)

 二つの台風が近寄って、弾かれる型を離反型と言います。磁石が相反して離れるイメージです。今回に例えると、強い力を持った9号が北上、10号に弾かれてその進路を東側に変える、すなわち日本の本州向きに変えて、日本に接近する、というケースです。

指向型 (しこうがた)

 一方の台風が支点となり、もう一方の台風を振り回すようなイメージです。ハンマー投げで今回のケースを例えると、10号がハンマー投げの選手、9号がハンマー投げのハンマーです。9号は西にそれるような動きになりますが、本州をかすめる可能性はあります。(あくまでも今回の配置による指向型の説明であり予想ではありません)

追従型 (ついじゅうがた)

 一方の台風に、もう一方の台風が追従して進むケースです。今回のケースでは、9号の後に11号が追従するケースが考えられます。今回ヨーロッパの中期予報では、このケースも予想されています。 (後述)

過去のトリプル台風

今回のように一度に3つの台風が日本に向かってきたケースは2回あります。1985年、昭和60年のケースでは、台風12号、13号、14号が日本に向かって来ました。その際、一番はじめに日本に向かってきた台風12号はとても複雑な動きをしました。北西方向へ向かっていましたが、東シナ海あたりで急激に北東方向へ向きを変え、ちょうどひらがなの「く」に似たような奇跡を描きました。その後の13号14号にはそれほど特記するほどの複雑な軌跡はありませんでした。

 

予想が難しい

 3つ台風が同時に存在するケースにおいて、今後の進路予想をするのはとても難しいとされています。日本の気象庁は8日までの台風進路を予想していますが、あくまでも大きな円の範囲内であり、日にちが遠くなるほど精度は落ちて行きます。そんな中、世界で一番精度が良いとされているヨーロッパの中期予報センターは、台風の進路をかなり先まで予想しています。あくまでも沢山予想される中の一つですが、参考にはなるかもしれませんので、ご紹介します。

11日土曜日に11号が影響するかも

ヨーロッパ中期予報センターの台風予想によると、9号が日本に向かい、10号と離反型を起こし日本に向かいます。9号の後を11号が追従型で追いかけるような形になり、11日土曜日に最も強く日本列島に台風の影響が出ると予想されています。繰り返しますが、これはヨーロッパにある中期予報センタがコンピューターで予想したもので、沢山ある予想の中の一つです。

現在も梅雨前線があることを忘れずに

 通常台風が多く発生するとされる9月ではなく、今は6月です。日本には梅雨前線が未だに停滞しています。台風は近づかなくとも湿った空気を梅雨前線に送り込み、日本に大雨を降らせることが予想されます。台風の動きももちろんですが、それ以前にも日本に大きな影響が出る可能性を今から考え、できる限りの対策をするようにして下さい。注意報や警報など、気象庁や地方自治体が発表する気象情報には常に注意を払い、万が一の事態には出来る限り速やかに行動するようにして下さい。

スポンサードリンク

あの美白成分で、黒ずみケアができます

kuro

page top