マツコ 紹介絶賛 ずんだシェイク 宮城 東京

宮城県在住の著者にとって、とても嬉しい話題があります。人気番組「月曜から夜ふかし」の中でマツコが紹介した「ずんだシェイク」がブレイクしています。放送の中で、マツコは美味しすぎて何杯もおかわりしたことを披露。販売先には問い合わせが殺到し、検索数も急上昇するなど、たちまち人気商品となりました。実は私も関東地区から宮城へ来た一人ですが、当初は「ずんだ」が何なのかわかりませんでした。宮城県は日本有数の穀倉地帯、米どころであり、いろいろな美味しい食べ物があります。

 

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　「ずんだ」に関していえば、新しいところでは今再放送で再ブレイクのNHK朝ドラ「あまちゃん」の中で、宮城出身のGMTの子が確か「ずんだ」と言っていたと思います。以前から有名だったのは「ずんだ餅」ですね。ずんだとは、枝豆の中の豆だけを取りだしてすりつぶし、甘く味付けをしたものです。とても傷みが早いので、賞味期限も短く、地元でしか食べられないと言われてきました。あんことは違って、とても手間がかかる上に作られる絶対数も少ないと思います。東北地方は米どころであるがゆえに餅文化も発達しており、どうやったら美味しくお餅が食べられるかを考えた末に出てきたのが「ずんだ」なのだと思います。昨今では冷凍技術も向上し、お土産でも「ずんだ」関連の商品が見られるようになって来ました。私もこちらへ来るまでは、枝豆といえばビアガーデンか飲み屋のつまみしか思い浮かびませんでしたが、それらはすべて冷凍されているものです。枝豆は本来甘みがあり、味には深みがあります。お隣の山形県には「だだちゃ豆」と呼ばれる品種がありますが、これなどは一度食べると病みつきになる味がします。通販でも限定販売されていますが、毎年予約で売り切れてしまう人気商品です。素材本来の味というのは、新鮮なものを味わってみなければ決してわかりませんが、出来る限り風味を維持して枝豆本来の味を引き出し、かつ、食べやすいように加工したものが「ずんだ」なんですね。

ずんだシェイクという位ですから、あたりまえですが、バニラとずんだをミックスしたシェイクです。マックシェイクを想像していただければわかりやすいと思います。冷たいバニラシェイクの中で、どの位ずんだの味がするのかを想像してみて下さい。ずんだシェイクには、バニラとずんだの味が混じっています。いちばんはじめに口に入れた冷たい状態では、まず、バニラの味が勝ります。でも、バニラとは少しちがう。ずんだ独特の食感であるつぶつぶがかなり感じられます。人工的な味付けである他のシェイク製品には決して出せない食感ですね。口の中で少し温度が下がってくると、少しずつ枝豆の風味「ずんだ」の味がしてきます。バニラとずんだの相性がとても良く、お互いを引き立てている感じです。ずんだもバニラに負けると思いきや、かなりな感じで私たちに存在を主張します。のどごしはバニラの爽快感の後に枝豆の深く自然な甘さがやってきて、これはもう感動ものです。バニラのちょっとしつこい感じを「ずんだ」が見事に吸収して、更においしくなっちゃったみたいな感じです。

宮城県、仙台のお土産といえば、何を想像されますか？萩の月を思い出す方も多いのではないでしょうか。実はこのずんだシェイクは、萩の月を販売しているのと同じ会社が運営する「ずんだ茶寮」というお店で販売されています。県内には何か所か販売店がありますが、番組終了後には問い合わせが殺到し、急きょホームページに販売店を掲載しています。ここ 案内によれば、大丸東京店でも販売されているようですね。期間限定で大丸梅田、羽田空港でも販売されています。ずんだは傷みやすい上に絶対数が限られているので、全国展開ができないのだと思います。そのために梅田と羽田は6月15日までになってしまうのですね。もし機会があれば宮城まで足を延ばしていただき、是非ともずんだシェイクをお召し上がり下さい。美味しいですよ。