2015年夏は豪雨に警戒を 東北の梅雨入りが遅い年は要警戒

東北地方の梅雨入りが発表されました

2015年6月26日、南東北地方の梅雨入りが発表されました。2015年の梅雨入り宣言の傾向を見ると、例年とは違う事に気づかれると思います。沖縄は5月20日に梅雨入りし、6月11日既に梅雨明けしてしまいました。南東北地方の梅雨入りは、平年なら6月12日頃なのに対して、今年は6月26日と例年より14日も遅くなっています。

 

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異変を感じますか?

ここ数年、天気の状況が何となくおかしいと思っている方は多いと思います。夏がもの凄く暑かったり、一年の降雨量の半分ほどがたったの一か月で降ってしまったり、降雪量が多かったり、突然雹が降ってきたり、竜巻寸前のような状況になったり、どうしてそうなってしまうのでしょうか?長い人類の歴史の中で、まさに今、かつて経験したことのない異変が生じているのは事実です。はっきりとした原因はわかりませんが、文明が発達したことによる地球の温暖化、それに伴うエルニーニョなどが要因として考えられています。

東北の梅雨入りが遅い年の傾向

今年のように東北地方の梅雨入りが遅かった年の傾向を見てみると、驚くべきことが判明します。
2011年 6月21日梅雨入り 新潟・福島豪雨発生
2008年 6月22日梅雨入り 各地でゲリラ豪雨。東京ではマンホール内で死者の出る事故発生
2007年 6月21日梅雨入り 猛暑
1982年 6月23日梅雨入り 長崎豪雨
1967年 6月26日梅雨入り 8月26-29日 羽越豪雨
 猛暑もありましたが、かなりの割合で豪雨災害が発生していることが、歴史からわかります。

豪雨災害が発生しやすい理由

東北地方の梅雨入りが遅いということは、太平洋高気圧の力が弱く、梅雨前線が太平洋高気圧によって押し上げられていない事を意味しています。今年はかなり強いエルニーニョが発生しており、赤道付近の海面温度がかなり上昇しています。太平洋高気圧はこの高い海水温に影響され、通年とは違う形に発達、位置しており、梅雨前線を押し上げることができません。更にオホーツク海高気圧の発生、停滞、梅雨前線や前線、低気圧の位置関係や季節風の吹き方により、局地的に豪雨となりやすい状況になっています。赤道付近には沢山の低気圧が発生し、台風になるものもあります。台風は日本を通過しなくても、間接的に湿った空気を日本の送り込むこともあります。今年はエルニーニョの影響が色濃く出ていますが、東北地方の梅雨入りが遅いということは、すなわち日本付近の気圧配置が通年とは違い、いつもの年とは違った動きをする可能性が高いということの前兆なのです。いくら文明が発達したとしても、私たちは自然の力を操作する事はできません。気象情報に注意し、最悪の事態に備えていつでも避難できるように準備をしておきましょう。

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