扇風機

他人の二人

 とても暑いその日、カミサンは風呂から出てくるや否や扇風機にあたっています。ソファーで二人で並んで座っているのに、カミサンは首を振らずに一人で風にあたっています。みなさんはこの光景、普通に思えますでしょうか?私はそれほど裕福な家庭では育っていません。兄弟は姉が一人いました。関東地方に住んでいましたが、ごく普通の家庭にエアコンなどは普及しておらず、中学生の時に建設業を営む友人の家に遊びに行き、部屋にクーラーがついていたのに感動したものでした。

 

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 わが家は狭かったので家族全員で一つの部屋で過ごすことが多く、扇風機を使う時は必ず首が回っていました。首が回らない扇風機などは、私の中に存在していませんでした。今でも温泉旅館の風呂場の扇風機が回っていないと違和感がありますし、仮に風呂場に誰もいない時、ほんの僅かな時間一人で扇風機を独占したいなどと思った暁には、扇風機を操作するのではなく、自らが扇風機の首振りに合わせて動き、その風を独占します。首を振らない扇風機など、考えられないのです。

 

 一方カミサンは比較的裕福な家庭で育った一人っ子。部屋は家族それぞれが持っていました。兄弟がいないので争うこともなかったのでしょう。扇風機の風は独り占めするものだと思っているようです。私に対してかなりの気を遣ってくれているのは重々わかるのですが、それにしても扇風機の風を独占したがります。「いつでも回しておけ」と言いたいところですが、そんな強気な事を言うのも憚られる私。カミサンは扇風機使用時は常に私の存在を確認し、私がいなければ当然のごとく独占、私がいても暑くなさそうだと思えば独占、これはやばいなと思う時には「回しますか?」と声をかけてきます。先日のテレビ番組で知ったのですが、私は比較的筋肉が多く、暑さに対する耐性がかなり強いようです。一方でカミサンはその真逆。この二人が同じ部屋に住んでいる事自体が難しいのです。当初は喧嘩もよくありましたが、結婚15年以上が経過した今は、それほど喧嘩もありません。結婚を考えているお二人にアドバイスするのであれば、一度やはり同棲生活をしてみた方がいいと思います。夏はこんな事がありますし、冬は冬でいろいろあります。男と女は温度に対する耐性や感じ方が違います。相手はその苦痛を主張するだけの人なのか、それとも話し合って妥協点を見出す努力をしてくれるのか、その事を知るだけでも大分違うと思います。

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